細かい点では、様々あると思いますが、大きな違いは"撚り"の方向です。日本は右撚り、中国は左撚りです。音色の違いがあります。弦堂の弦は左撚りで、この撚ったもの複数本を右に編んでいます。
糊の種類も違うようです。日本は餅を使うようですが、中国はわかりません。
表面の肌合いも違います。中国製はざらざらしており、日本製は滑らかです。
細かいところで違う部分が多いのですが、製造法が極秘扱いというのは普通ですので、よくわかっていません。
聞くところによると、絹にはセシリンという膠質があり、これを使って撚っていくようです。春の繭は、セシリンを多く含みますのでこれを弦に使用し、別の季節のものは、セシリンを湯で流して生地に使うようです。